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<title>黒龍酒造株式会社</title>
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<modified>2011-12-07T07:04:16Z</modified>
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<title>黒龍への愛が、特別な酒米を生み出してくれる。</title>
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<summary type="text/plain">稲刈りが終了した田には、刈り取られた稲の茎だけがつんつんと土に差し込まれたように残っている。黄金色の穂が溢れんばかりに実り、田一面を覆っていた頃と比べると、どこかさみしげな光景だ。しかし、これで酒米作りの仕事が完了したわけではない。来年に向けた田づくりという大切な作業が待っている。 まず、稲刈りから2～3週間後、稲の茎が残っている田へ、約1トンにも及ぶ堆肥を入れる。ぬかと牛ふんを混ぜた良質で栄養た...</summary>
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<![CDATA[<p>稲刈りが終了した田には、刈り取られた稲の茎だけがつんつんと土に差し込まれたように残っている。黄金色の穂が溢れんばかりに実り、田一面を覆っていた頃と比べると、どこかさみしげな光景だ。しかし、これで酒米作りの仕事が完了したわけではない。来年に向けた田づくりという大切な作業が待っている。</p>
<p>まず、稲刈りから2～3週間後、稲の茎が残っている田へ、約1トンにも及ぶ堆肥を入れる。ぬかと牛ふんを混ぜた良質で栄養たっぷりの堆肥は、土壌に混ぜることによって、土の栄養を補給してくれるからだ。</p>
<p><img alt="" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo19_1.jpg" class="photo-right" /></p>
<p>田に含まれる栄養素は、稲が成長するための養分として吸収され、失われてしまう。稲刈りを終えたままの枯れた土では、次の立派な酒米は育たない。<br />
そのために、一回の米作りが終わる毎に、土に養分を補給してやる必要がある。しかもここで投入する堆肥は、その田の地質にあった量でなければならない。その年に刈り取った酒米の出来や天候などの様子から、適量を見極める確かな目が必要となる。</p>
<p>まかれた堆肥は、すぐに専用の機械を使用して田の土とかき混ぜられていく。気温が高いうちに田の土に混ぜ込むことによって、刈り取りで残った稲の茎が、あたたかい土に埋まり、やがて腐って発酵する。<br />
これもまた、天然の良質な堆肥となり、翌年育つ稲の大切な栄養分となるのだ。</p>
<p>現代では農業技術の向上などの理由で、堆肥の原料を生み出す馬や牛を飼う農家が格段に減っている。そのため、一般には化学肥料を使用する農家が多くなったが、「味の郷生産組合」では更なる米質の向上を図るための新たな取り組みとして、旧来の堆肥を使用した土作りをはじめている。<br />
県内において、土作りの段階から堆肥を投入して酒米作りを行う農家は珍しい。手間と労力のかかる大変な作業だが、より良い品質の酒米を育て上げるためには、努力を惜しまない。<br />
自然環境に配慮した酒米作り。これもまた、私たちに豊かな恵みを与えてくれる酒米作りのための、挑戦のひとつなのである。</p>
<p>理想とするお酒、酒米をつくるには、黒龍酒造と「味の郷生産組合」とで意識を共有し、お互いの信頼関係を築くことがとても重要となる。米農家と蔵元は、まさに運命共同体と言えるであろう。<br />
前回ご紹介した懇親会開催をはじめ、黒龍酒造社員による田植え、稲刈りへの参加や、組合の方々に黒龍の酒造りを知っていただくための研修会など、多岐に渡る交流の場を設け、お互いの仕事に対する知識と関心を深めている。</p>
<p>「黒龍の酒米を作ってることを誇りに思うてる。」</p>
<p><img alt="" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo19_2.jpg" class="photo-left" /></p>
<p>生産組合の方がつぶやいた一言からは、黒龍酒造との間に生まれた強い「絆」を感じることができる。こだわりを抱くつくり手同士が互いを理解し合い、固い絆を育み、良いものを生み出す。<br />
「味の郷生産組合」と黒龍酒造の醸す酒が、日本、そして世界へ豊かな和を醸し、笑顔を創り出してくれることを願いながら、日々挑み続けているのである。</p>]]>

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<title>感謝と、信頼に満ちた笑い声が、阿難祖の夜に溶けてゆく。</title>
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<modified>2011-10-18T23:54:48Z</modified>
<issued>2011-10-18T23:45:34Z</issued>
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<summary type="text/plain">この夏の、強い日差しにも負けず、一日一日を大切に大地の恵みを吸収して成長した稲たちは、鮮やかな黄金色に染まった実をふんだんに実らせて、深々と頭を垂らしている。 盛夏を過ぎると、酒蔵にとって本格的な「稲刈り」の季節が訪れる。酒米の五百万石は、ごはん用に収穫される飯米よりも多少早めの8月下旬～9月中旬頃が刈り入れの時期となるからだ。 生産者として、手塩にかけて育てた米の収穫は、集大成となる最も大きな仕...</summary>
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<![CDATA[<p>この夏の、強い日差しにも負けず、一日一日を大切に大地の恵みを吸収して成長した稲たちは、鮮やかな黄金色に染まった実をふんだんに実らせて、深々と頭を垂らしている。</p>
<p><img alt="" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo18_1.jpg" class="photo-left" /></p>
<p>盛夏を過ぎると、酒蔵にとって本格的な「稲刈り」の季節が訪れる。酒米の五百万石は、ごはん用に収穫される飯米よりも多少早めの8月下旬～9月中旬頃が刈り入れの時期となるからだ。<br />
生産者として、手塩にかけて育てた米の収穫は、集大成となる最も大きな仕事である。この時期、生産組合の方々は今まで以上に気候と稲の生育状態に気を配る。酒米の稲刈りは天候に大きく左右されるため、不安定な気候の年は刈り取るタイミングを見切ることが大変難しくなるのだ。では、稲の生育と、天候にはどのような因果関係があるのか。</p>
<p>黒龍酒造の試験田がある大野市阿難祖地頭方地区は、山々に囲まれた地形である。潤った気候と水源が豊富なことも相まって、気温の上がる夏場は特に水蒸気が発生しやすく、湿度が上昇しやすい。この地区特有の日較差と湿潤な気候が、良質な酒米を生み出してくれるのだ。</p>
<p>しかし一方で、粘土質の土は水分を含みやすく、雨などの影響を受けやすい。水分を多く含むと田んぼはとたんに粘りのある柔らかい土となり、足場を悪くし、刈り取り作業に大きな支障を与える。<br />
つまり、天候の状態、稲の実り具合、刈り取りをしやすい水田の土の状態を見極めることは、極めて難しいということになる。だからといって、収穫を何日かに分けて行うと、米の品質にバラつきがでてしまい、酒造りに影響してしまう。<br />
迅速に行うのが望ましいとされる稲刈りを、いかにタイミング良く、効率的に進めるかということが、この土地での最重要課題なのだ。</p>
<p>このように、日々表情を変える「稲」｢土｣「自然」を相手にしながら、作り手として目指す方向に生き物を育むには、まさしく長年の経験で得た知識と、確かな腕が必要となるのである。</p>
<p><img alt="" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo18_2.jpg" class="photo-right" /></p>
<p>稲の登熟具合、土、天候の条件が申し分なければ、朝早くから稲刈りを開始する。そこからおよそ5日間をかけ全ての五百万石を収穫する。<br />
美しく金色に染まった米の一粒一粒をじっくりと観察し、出来の良し悪しを確認しながらの作業だ。ふくよかに育った米を眺めながら、日頃は厳しい篤農家たちがやさしく微笑む瞬間である。その顔には、立派に育ってくれたことへの喜びと感謝の思いがこもった、母親の様な表情がふとよぎる。</p>
<p>さて、こうして収穫された酒米は、この後に乾燥、モミすり、精米の処理を施され、いよいよ酒造りの舞台である酒蔵へと運ばれていく。酒造りへの第一歩となる大仕事を終え、農家の方もようやく一息つくことができる。</p>
<p>毎年、阿難祖公民館は、収穫を祝うと共に、その年の酒米の出来や、今後の更なる米と酒の質の向上を目指して話し合う場となる。蔵元と生産組合の方々との交流を深める場として、懇親会が開催されるのだ。酒米を精一杯作り終えた者、その米をこれから酒へと仕立てていく者。しかし、互いの目的はといえば「良い酒」ができることだ。まだまだ、先は長い。そのための情報を得るために、米のコンディション、今年の酒に関する熱心な話し合いが尽きない。</p>
<p>酒米を通じて出会った職人同士、信頼し合う仲間だけに許される語り声と笑い声が、虫の音ともに秋の阿難祖の夜に溶けてゆく。</p>]]>

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<title></title>
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<modified>2011-10-07T05:30:58Z</modified>
<issued>2011-10-07T05:30:31Z</issued>
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<summary type="text/plain"> ...</summary>
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<email>info@kokuryu.co.jp</email>
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<![CDATA[<p><a href="http://www.kokuryu.co.jp/archives/tokoshie_image.jpg"><img alt="tokoshie_image.jpg" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/tokoshie_image-thumb.jpg" width="160" height="227" /></a><br />
</p>]]>

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<title>一粒から、一滴となる日のために、小さな苗は懸命に穂をつけ始める。</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kokuryu.co.jp/archives/2011/08/post_49.html" />
<modified>2011-10-18T23:55:12Z</modified>
<issued>2011-08-30T01:38:17Z</issued>
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<summary type="text/plain"> 大野市阿難祖（あどそ）地頭方地区で営まれる五百万石の田植えから、およそ2ヶ月の月日が流れた。ビニールハウスから初めて外へ出た頃は、かわいらしい小さな葉を揺らす程度だった苗も、梅雨の終わりから、夏を迎える7月中旬には青年期のような稲へと成長している。大きく鮮やかな緑色の葉をぴんと伸ばしたその姿は、凛々しくもある。 今年も、刺すように暑い日差しと高い気温の夏である。稲の足元の土はカラカラに乾燥し、表...</summary>
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<![CDATA[<p><img alt="" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo17_1.jpg" class="photo-right" /></p>
<p>大野市阿難祖（あどそ）地頭方地区で営まれる五百万石の田植えから、およそ2ヶ月の月日が流れた。ビニールハウスから初めて外へ出た頃は、かわいらしい小さな葉を揺らす程度だった苗も、梅雨の終わりから、夏を迎える7月中旬には青年期のような稲へと成長している。大きく鮮やかな緑色の葉をぴんと伸ばしたその姿は、凛々しくもある。</p>
<p>今年も、刺すように暑い日差しと高い気温の夏である。稲の足元の土はカラカラに乾燥し、表面にはひび割れが見て取れる。素人目には最も水分が必要だと思われる時期であるのに、田には肝心の水は、無い。このような過酷な環境にするにはわけがある。</p>
<p>わざと土の水分をなくすことによって、稲は「生きる」ために必要な養分を必死で探しはじめる。その結果、根を深く、強く張るようになる。そうすることで、台風などの強い風が吹いても倒れない強い茎に育つのだ。ただ甘やかすだけでは、健康で丈夫な稲は育たない。</p>
<p>このように育てられる米は、日本酒の味わいや香りを決定づける重要な要素となる。優れた米と、仕込み作業があいまって、はじめて酒造りの出発点に立てるのだ。<br />
  阿難祖の生産組合では黒龍酒造が目指す「上品でふくらみのある日本酒」を仕込むのに適した酒米となるように米作りを行う。<br />
  米の育成過程で与える肥料や水分量の具合により、出来上がる米質も変わるため、毎日の天候と稲の具合を気遣いながら、田への放水と水を抜く作業を何度も繰り返す。米に含ませる水分量をきめ細やかに調整しながら、理想とする酒米に育て上げるのだ。</p>
<p>苗が一旦根を下ろしてからは、大げさに人の手は加えられない。つくり手は、水の出し入れ、病気や害虫の被害を受けていないかの生育チェックなど、できる限りの作業に留め、刈り取りまでは自然に委ねながら成長に気を配る。田植えから稲刈りまでの期間は、自然という環境の中で、時に厳しく、そして優しく、まるで家族のように苗と暮らすのである。</p>
<p>米のつくり手は言う。<br />
「稲の声が聞きこえるんやわ。声が聞こえたら、水をいれてやったりな。」</p>
<p><img alt="" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo17_2.jpg" class="photo-left" /></p>
<p>酒蔵で酒造りを仕切る杜氏も、醪を搾る時は醪の声を聞くという。五感を研ぎ澄まし、醪の発酵の際に立ち上がる香り、醪の面、櫂入れの手の感触を身体全体で感じ取り、搾るタイミングを掴む。<br />
  一方、酒米の生産者の方々は、出穂したばかりの穂を手に取ることで、天候の変化や気温を肌で感じ取り、稲へ与える水の量等を絶妙に調整する。<br />
  「米」と「酒」。「一粒」と「一滴」。ものは違えど、自然に生きる物が相手だというところは共通している。<br />
  母親は、乳を求める幼子の声を、発声の直前に気づく。それは女性の第六感か、愛情の成せる技なのか。米と醪の声が聞こえる彼らもまた、営みとは一線を引いた行為に「感と愛」を働かせているのではないだろうか。</p>
<p>夏のまぶしい日光をあびて、稲は休むことなく少しずつ穂を膨らませていく。その重みで頭を垂れ初め、稲が大野の大地に吹く風に揺れる様子には感動さえ覚える。田植え以降、立派な稲に育ってくれるよう、毎日かかすことなく苗の健康をチェックし、徹底した管理を怠らなかった生産組合の方々の、苦労と努力が垣間見えるのだ。</p>]]>

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<title>山あいの、小さな田んぼから、黒龍の産声が聞こえてくる。</title>
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<modified>2011-06-22T06:36:29Z</modified>
<issued>2011-06-22T04:23:52Z</issued>
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<created>2011-06-22T04:23:52Z</created>
<summary type="text/plain">良い酒を作るためには、作り手の技術はもとより、米、水といった原料の品質も重要な要素となる。今回は黒龍の仕込みに使用される原料米「五百万石」について。その、春から秋にかけての成長の様子を辿ってみたい。  福井県北部に位置する大野市は、山々に囲まれた自然豊かな土地。酒造好適米「五百万石」の産地として全国にその名を馳せている。弊蔵は、市内を少し北へ向かう阿難祖（あどそ）地頭方地区にある「味の郷生産組合」...</summary>
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<![CDATA[<p>良い酒を作るためには、作り手の技術はもとより、米、水といった原料の品質も重要な要素となる。今回は黒龍の仕込みに使用される原料米「五百万石」について。その、春から秋にかけての成長の様子を辿ってみたい。 </p>
<p>福井県北部に位置する大野市は、山々に囲まれた自然豊かな土地。酒造好適米「五百万石」の産地として全国にその名を馳せている。弊蔵は、市内を少し北へ向かう阿難祖（あどそ）地頭方地区にある「味の郷生産組合」の契約農家と提携しており、丹精込めて作られたこだわりの酒米を提供していただいている。 </p>
<p><img alt="" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo16.jpg" class="photo-right" /></p>
<p>阿難祖地区の田には、山際を流れる赤根川の水が引かれている。大きな川ではないが、きらきらと輝き透き通る清水が流れ来る。この水は、奥にそびえる山「銀杏峰（げなんぽう）」の雪解け水で、源流近くの山肌には田植え時期の5月でも残雪を見ることができる。雪解けの凛とした水は、銀杏峰の滋養を存分に蓄えながら地下へとしみ、濾過を重ね赤根川へと流れ込む。滋味豊かな水は米をはじめ、蛍、メダカなど水の都大野の里山に生息する貴重な生物の命の源にもなっている。美しい水を誇る大野市では、廃水・汚水処理などの取り組みが盛んで、赤根川の清い水も生産組合の方々や阿難祖地区の住民の方々に守られている。 </p>
<p>この地域は、土壌にも恵まれている。一般的に田の土は、握ると団子状になるような、粘土質で粘りが強いものが良質とされる。「甘土（あまつち）」と呼ばれるこの表層部の土は、阿難祖地区の田に豊富に含まれている。甘土の田では、苗がしっかりと土を掴みたくましい根を張ることができる。根は土に含まれる栄養をたっぷりと吸収し、地上では山から吹き下ろす強風にも平然と耐える稲が育つ。</p>
<p>4月下旬～5月上旬は、待ちに待った田植えの季節。組合の方々は天候や土の具合のよい日を見定め、早朝より手間ひまかけた苗をビニールハウスから軽トラックに積み込む。背丈を揃え青々と育った苗は、短いがしっかりとした根をそなえている。苗は田植え時期に合わせて育てるが、気候に敏感なため生育には繊細な作業と心配りが必要だ。最適な量の水や肥料を与え、ビニールハウスの細やかな間隔の温度調節等々、昼夜を問わずつきっきりで行う世話は、まるで母がわが子を育てるようである。 </p>
<p>「天気と気温だけはわし等にもどうすることもできんでなあ。その時その時の状況にうまく合わせていくしかないんや。」</p>
<p>生産組合の理事を務める篠原さんはつぶやく。</p>
<p>厳しく、優しい自然と人が一体となって作り上げる酒米。山あいの、小さな田んぼから、黒龍の酒造りはもう始まっている。</p>]]>

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<title>〇杯から、一杯への想い。</title>
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<modified>2011-01-31T00:04:51Z</modified>
<issued>2011-01-30T23:54:13Z</issued>
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<summary type="text/plain">「国酒」と呼ばれ、我が国を代表する清酒の販売数量は、昭和48年の176万6,310klをピークに下降の一途をたどっており、平成21年には63万3,903klに、そして間もなく最盛期の3分の1に落ち込むと予測されている。 国内でかつては酒類全体の30％あったシェアも、現在は7％に縮小し、ビール類のみならず、焼酎やリキュールの後塵を拝するようになってしまった。 そこで、「清酒に興味がない人にも、このお...</summary>
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<![CDATA[<p>「国酒」と呼ばれ、我が国を代表する清酒の販売数量は、昭和48年の176万6,310klをピークに下降の一途をたどっており、平成21年には63万3,903klに、そして間もなく最盛期の3分の1に落ち込むと予測されている。<br />
国内でかつては酒類全体の30％あったシェアも、現在は7％に縮小し、ビール類のみならず、焼酎やリキュールの後塵を拝するようになってしまった。<br />
そこで、「清酒に興味がない人にも、このお酒の良さを知ってもらう」「清酒の楽しみ方をもっと伝える」ために何をするべきなのかを考えてみた。<br />
そんな思いから、清酒の世界を広げるため、新しい顧客層を開拓するために、小さな地酒蔵が微力ながらも取り組んでいることがある。</p>
<p><img alt="brandstory_photo15_1.jpg" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo15_1.jpg" class="photo-left" /></p>
<p>当蔵が開発した「燗たのし」は、ポットのお湯で手軽に「ぬる燗～上燗」にお燗がつけられる酒燗具である。<br />
企画した理由は、業務多忙な飲食店様向けに、なんとかして「九頭龍　大吟醸燗酒」を適温で提供してほしいと願ったことにある。<br />
できるだけ手間が掛からず、またお酒が熱くなりすぎず、かつ面白い演出ができることを狙って開発した。<br />
飲食店様においては、弊蔵商品のみならず、多銘柄の清酒をお客様お好みの温度で提供していただけるようになり、燗酒文化の多様性は広がりを見せてきている。<br />
また、家庭においても、レンジでチンのお燗酒ではなく、湯煎でじっくりと温める風情あるお燗文化の浸透に「燗たのし」が一役買っているようだ。</p>

<p><img alt="brandstory_photo15_2.jpg" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo15_2.jpg" class="photo-right" /></p>
<p>また、「黒龍　吟のとびら」は、清酒が苦手な方や、ご存じない方向けに造り上げた。清酒の世界が持つ楽しさに、ぜひ出会っていただきたいと願って企画した商品である。<br />
フルーティーな香りとライトな味わいの、大変飲みやすい大吟醸酒で、清酒らしからぬボトルデザインを施した。<br />
より多くの人に、気軽に吟醸酒の世界の扉を開いてもらえる一本になって欲しいという想いから、価格は150ml入りで400円とお買い求めやすく設定してある。　<br />
さてここで、清酒愛飲家の方に尋ねたい。お店などでお酒をいただくときに「生ビールやカクテルに比べて、清酒の価格が高い」と感じたことがあるだろうか。元々、１合（180ml）単位での提供の慣習がある清酒は、そのアルコール度数（22度未満）の割に１杯あたりの消費容量が大きく、そのせいで注文の際の割高感につながっているのかも知れない。<br />
「黒龍　酒グラス」には、120mlと90mlの容量が計測できる目印がグラスにデザインされており、小容量での提供が容易になっている。飲み口は、吟醸酒の香りが引き立つように口すぼまりの形状である。<br />
日本酒党は、なるべく多くのお酒を味わいたい。でもお銚子だと1品種にしては量が多いし、価格の点ではビールを注文した仲間に申し訳ないと思っている。それならば、「黒龍　酒グラス」にほどよく注がれた1杯が500円以内ならばいかがか。このように、いろいろな清酒を楽しんでいただければ、これまで量的、価格的に閉ざされていた清酒への入り口は少しずつ開かれていくのではないだろうか。</p>
<p><img alt="brandstory_photo15_3.jpg" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo15_3.jpg" class="photo-left" /></p>
<p>どんなに美味しい清酒を造っても、飲んでいただかないと始まらない。そのためにも、清酒にまつわる世間のイメージに、私たちもその都度対応していかなければならない。<br />
「国酒、清酒」の新たな広がりのために考えた「燗たのし」、「黒龍　吟のとびら」、「黒龍　酒グラス」とともに、地道ながら「〇杯を、一杯に」していただくための取り組みをこれからも継続していきたいと思う。</p>]]>

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<title>形を愛で、手にとり、そそぎ、香り、味わう。この酒は、いよいよ五感に語りはじめる。</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kokuryu.co.jp/archives/2010/08/post_44.html" />
<modified>2010-08-03T04:05:42Z</modified>
<issued>2010-08-03T01:00:31Z</issued>
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<created>2010-08-03T01:00:31Z</created>
<summary type="text/plain">ボトルに惹かれてなにかを購入したり、空になったボトルに別のなにかを詰めて使用したり、ガラスでできたボトルを気に入り、このような経験をした人は多いと思う。さて、世界中のワインや洋酒のボトルなどは色も形も実に千差万別であるが、日本酒となるとどうだろう。自らの味や品格を堂々と全身で表現しているボトルは、まだまだ少数派なのではないか。今回は、黒龍酒造が考える、ボトルについての話題である。  2008年9月...</summary>
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<email>info@kokuryu.co.jp</email>
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<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kokuryu.co.jp/">
<![CDATA[<p>ボトルに惹かれてなにかを購入したり、空になったボトルに別のなにかを詰めて使用したり、ガラスでできたボトルを気に入り、このような経験をした人は多いと思う。さて、世界中のワインや洋酒のボトルなどは色も形も実に千差万別であるが、日本酒となるとどうだろう。自らの味や品格を堂々と全身で表現しているボトルは、まだまだ少数派なのではないか。今回は、黒龍酒造が考える、ボトルについての話題である。 </p>
<p>2008年9月1日、黒龍酒造は生産している主要商品の720mlボトルを、オリジナルデザインのボトルに切り替えた。これはその日の福井新聞に掲載された8代目蔵元水野直人の言葉である。<br /> 「私たちは3年前、フランス、パリにあるホテル・リッツの支配人に、弊蔵の商品を紹介する機会に恵まれました。そこで印象に残った支配人の言葉が『(ボトルは)日本らしい形がいいですよ。お客様は日本を楽しむのですから』でした。清酒は、味わいも含め、すべてにおいて日本を感じさせることが大切だというのです。伝統文化としての酒造りを継承する者として、改めて原点に立ち返った思いがしました。そうした体験を通して、今年、私たちは黒龍酒造としての形を表現するために、720mlボトルを一新しました。この商品が人々の暮らしにとけ込み、飲む人、飲む場所にまで思いを込めて、これからの時代を超えて皆様に末永く愛されていく事を心より願っております」</p>
<p><img alt="brandstory_photo14.jpg" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo14.jpg" class="photo-right" /></p>
<p>オリジナル720mlボトルは、清酒文化が世界的に広がる中、国内外において「伝統と斬新さ」を感じていただけるデザインを考えた。ここで重要なのはその存在がいかに「普通」であるかということ。水野の言葉にもあるように、商品は自然体で「人々の暮らしにとけ込む」ことが大切なのだ。清酒の多くは日常生活の中で使われることを想定されるから、日常の中で美しく存在しなければならない。しかしながら、清酒はまた「ハレ」の日にも活躍するものだから、日常を壊さない程度の「特別（非日常）」も必要とするのである。その絶妙なセンス、バランスがこのボトルに現われている「伝統と斬新さ」なのだ。</p>
<p>さらに、古布をモチーフとしたラベル、一升瓶でお馴染みの王冠栓、抜栓後もすっきりとした注ぎ口周り、これまでの清酒ボトルにはない全体のシルエットと機能美。このボトルを一目見れば黒龍酒造の商品であることを認識していただけるボトルとなっている。</p>
<p><img alt="brandstory_mark.gif" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_mark.gif" class="photo-right" /></p>
<p>ボトルの肩には黒龍酒造のシンボルマークを凹凸（おうとつ）で表現。このシンボルマークには2つの由来がある。ひとつは黒龍酒造の屋号でもある「石田屋」の「石」の文字。角が天を向いているシンボルマークを時計の反対回りに45度回転させると、漢字の石となる。もうひとつは、酒蔵のシンボル「酒林（さかばやし、杉玉のこと）」。シンボルマークは四角ではあるが、杉の玉の上に笠が掛かっている様子をイメージしたマークとなっている。</p>
<p>このように、思いを込めたボトルであるが、なにしろガラス製品である。落とすと割れる、という当然のことも形あるものを慈しむこころに結びつくのではなかろうか。世界の人に、このボトルを手にとっていただき、自然とやさしい気持ちになっていただくことも、黒龍酒造がボトルに与えたひとつの願いでもある。 </p>]]>

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<title>世界の何処へ行こうとも、その存在は福井を語り始める。</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kokuryu.co.jp/archives/2010/03/post_43.html" />
<modified>2010-03-12T08:21:52Z</modified>
<issued>2010-03-12T08:15:04Z</issued>
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<created>2010-03-12T08:15:04Z</created>
<summary type="text/plain">黒龍のボトルに貼られるラベルへのこだわりは、前回もご紹介した。前回に引き続き、また違った趣向のラベルの説明をしてみたいと思う。それは黒龍の故郷、福井県繊維産業にまつわる話である。 福井県における織物生産の起源はまことに古く、一説によると、西暦２～３世紀ごろ、大陸から集団移民してきた人々が、越前、若狭地方にも移り住むようになり、その妻や娘達によって絹織物が織られるようになった、といわれている。 その...</summary>
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<dc:subject>ブランドストーリー</dc:subject>
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<![CDATA[<p>黒龍のボトルに貼られるラベルへのこだわりは、前回もご紹介した。前回に引き続き、また違った趣向のラベルの説明をしてみたいと思う。それは黒龍の故郷、福井県繊維産業にまつわる話である。</p>

<p>福井県における織物生産の起源はまことに古く、一説によると、西暦２～３世紀ごろ、大陸から集団移民してきた人々が、越前、若狭地方にも移り住むようになり、その妻や娘達によって絹織物が織られるようになった、といわれている。<br />
その後、中世、江戸期を経て、明治期には羽二重織物として国内最大規模の産地となった。繊維産業は、この伝統的な羽二重織が祖であるが、その後広まった人絹産業においては、福井に設置された人絹取引所の相場が全国の人絹相場を左右すると評されたほどである。</p>

<p>このような地の利を生かし、黒龍のラベルにも「越前織」「ベルベット」といった繊維を取り入れている。「越前織」とは、もともと「織ネーム」とも呼ばれ、衣類のネームタグなどに使用されているもの。それをラベルサイズの大きさまで織り込み、「八十八号」や、「大吟醸　龍」にラベルとして使用している。<br />
「ベルベット」は「ビロード」とも呼ばれるパイル織物の１つであり、柔らかで上品な手触りとその深い光沢感が特長で、フォーマル・ドレスやカーテン等に用いられる。このベルベット生地に「九頭龍」の文字を染め上げ、「九頭龍　大吟醸燗酒」のラベルとして使用。大吟醸の上品さや高級感に加え、お燗酒の優しく柔らかな温もりを表現している。<br />
福井の地で、200年以上もの間愛されている地酒、黒龍。そんな、酒そのものを際立たせるラベルという着物もまた福井なのだ。産業の技、織物。人の技、書。酒蔵の技、酒。これらが一体となり、全国、世界にその名を広めていくこともまた、黒龍の役割なのかもしれない。</p>

<p><img alt="brandstory_photo13.jpg" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo13.jpg" width="200" class="photo-right" /></p>

<p>さて定番商品のラベルは、1992年に清酒の級別制度が廃止になって以来、和の古布をモチーフにデザインしており、中には着物の柄をラベルのバックデザインとしたものも多い。現在、日本文化、特に日本の食文化は世界的に注目を集め、ニューヨークをはじめとする世界の主要都市で、和食や清酒が評価されるような国際的潮流を迎えている。国酒である清酒を醸す醸造元として、日本らしさを商品の中に表現することで、「和」を国内外に発信し続けることは永遠の使命であろう。</p>]]>

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<title>生真面目な箱入り娘は、故郷の意匠を身にまとう。</title>
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<modified>2009-11-26T07:34:12Z</modified>
<issued>2009-11-26T04:00:04Z</issued>
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<summary type="text/plain">「自分で造った酒というのは自分の娘みたいなもの。きれいな着物を着せて嫁入りさせたいという気持ちが親心というもので、ラベルや化粧箱にも力を入れています。」  7代目蔵元（現会長　水野正人）の言葉である。「良い酒を造れば、人は必ず支持してくれる。」という思いを伝承し、米や酵母をはじめ、酒造りの技術において多年にわたって研鑽を積んできた黒龍酒造の姿は、これまでのブランドストーリーでも紹介させていただいた...</summary>
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<![CDATA[<p>「自分で造った酒というのは自分の娘みたいなもの。きれいな着物を着せて嫁入りさせたいという気持ちが親心というもので、ラベルや化粧箱にも力を入れています。」 <br />
7代目蔵元（現会長　水野正人）の言葉である。「良い酒を造れば、人は必ず支持してくれる。」という思いを伝承し、米や酵母をはじめ、酒造りの技術において多年にわたって研鑽を積んできた黒龍酒造の姿は、これまでのブランドストーリーでも紹介させていただいた。しかしながら、この酒質に対するこだわりに負けないくらい注力してきたのが、商品のボトル、ラベル、化粧箱等のデザインである。</p>

<p>その中から今回は、ラベルをご紹介させていただく。例えば「黒龍 大吟醸 龍」。1975年に発売され、黒龍酒造が吟醸蔵としての道を歩む大きな転機となった商品である。この龍のラベル地に使用されたのが、醪を搾る際に使用する酒袋であった。当時の酒袋は綿の生地に耐久性と、殺菌目的の柿渋が施されており、茶褐色の染め斑が味のある風合いを醸し出していた。その酒袋をラベルサイズに切り取り、「龍」の文字を金箔押にしてボトルに貼り付けたのである。発売当時、一升瓶で5,000円という価格が日本一高い酒と話題になったが、その時評に見劣りしないラベルを貼ってやりたいという蔵元の親心が感じとれる。ただ、現在は柿渋を施した酒袋自体が骨董になっており、もはや入手困難。現在は、越前織の布で代用している。</p>

<p><img alt="brandstory_photo12.jpg" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo12.jpg" width="300" height="200" class="photo-right" /></p>

<p>また、あまり知られていないが、福井県には越前和紙を産出する日本最大級の和紙産地が存在する。産地から生み出される奉書紙、木版画用紙、書画用紙は書画界の重鎮に愛用され、その高い技術は人間国宝も輩出している。この越前和紙を用いた酒ラベルを初めて使用したのが、「黒龍 しずく」。伝統工芸品規格をクリアした和紙ラベルに描かれた吉川壽一先生の書「しずく」は、まさに芸術品そのものである。和紙ラベルは、他にも「石田屋」「二左衛門」「火いら寿」など、蔵を代表する商品に一本一本丁寧に手作業で貼られている。 <br />
酒の性格を損なわないよう、ラベルひとつひとつにもこだわりぬく。水野正人、親心の真骨頂が垣間見える。</p>]]>

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<title>飲まれる瞬間にまで、気を使う。その、気が、清酒の旨みを導き出す。</title>
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<modified>2009-02-08T23:40:51Z</modified>
<issued>2009-01-08T00:48:41Z</issued>
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<summary type="text/plain">低温で長期に渡るデリケートな温度管理のもと、ほどよく熟成し、飲み頃となった清酒はいよいよ瓶詰作業へと進む。一見、シンプルとも思えるこの瓶詰工程にも、黒龍は、伝統的な酒造りとは違ったこだわりを見せる。最近頻繁に報道されている、食品に関する諸問題は食品業界から醸造業界にも大きな波紋を投げかけ、適切な安全安心への対処が求められている。100年を越すような伝統を持った老舗企業でさえも、一瞬にして積み重ねら...</summary>
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<dc:subject>ブランドストーリー</dc:subject>
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<![CDATA[<p>低温で長期に渡るデリケートな温度管理のもと、ほどよく熟成し、飲み頃となった清酒はいよいよ瓶詰作業へと進む。一見、シンプルとも思えるこの瓶詰工程にも、黒龍は、伝統的な酒造りとは違ったこだわりを見せる。最近頻繁に報道されている、食品に関する諸問題は食品業界から醸造業界にも大きな波紋を投げかけ、適切な安全安心への対処が求められている。100年を越すような伝統を持った老舗企業でさえも、一瞬にして積み重ねられた信用を失ってしまうご時勢である。「良い酒を造れば、人は必ず支持してくれる」を座右の銘として高品質の清酒造りに没頭してきた黒龍酒造では、酒質を表現する「良い酒」の持つ意味は特に大きい。米を育み、酵母を探し、酒造りの技術や熟成法を極めたいという思いはもとより、「良い酒」のためには、あらゆる工程にも気を使い、安全性を確保するという思いにまでつながっていく。<br />
瓶詰め、出荷、そしてお客様の口に入り、安心して「旨い」といっていただけるまでが黒龍酒造の仕事なのである。</p>

<p><img alt="brandstory_photo11.jpg" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo11.jpg" width="300" height="228" class="photo-right" /></p>

<p>2008年8月、黒龍酒造はクリーンルームを備えた瓶詰めラインを導入。クリーンルームは瓶詰めラインの充填（お酒を瓶に詰める作業）室に設置され入室の際にはシャワー室でエアシャワーを浴びて、身体や衣服に付着したゴミ、ホコリなどを除去する。さらに、瓶詰め工場出入り口に設置されたリフトや、人体を感知する自動カーテンとの併用で、商品への異物混入対策を遵守している。また、今回のクリーンルームの導入で、1,000平方メートルを越える冷蔵設備による低温管理、品質向上、安心安全な商品づくりという「兼定島酒造りの里」建設の目的が達成されることとなった。<br />
人生の節目において、はるか昔から清酒は他に変えがたい粛々とした役割を果たしてきた。清めのために、祝い事のために、旅立ちのために、見送りのために、國酒としての清酒はこれからも同様の役割を果たしていくだろう。このような、大切な人生の句読点をやさしく潤してくれる清酒を、安心して飲んでいただきたい。黒龍酒造の新しい瓶詰めラインにはそんな願いが込められている。</p>]]>

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<title>黒龍 吟のとびら</title>
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<modified>2008-09-01T00:19:18Z</modified>
<issued>2008-09-01T00:17:23Z</issued>
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<created>2008-09-01T00:17:23Z</created>
<summary type="text/plain"> まだ吟醸酒の美味しさをご存知でない方に、新しい世界のとびらを開けてくれることを願った飲み切りサイズ。フルーティでライトな口当たりが特徴です。 150mL 400円 表示価格には消費税が含まれます。 地域により、店頭価格に送料が加わる場合があります。 通信販売は行っておりません。 ...</summary>
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<dc:subject>出会いの酒</dc:subject>
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<![CDATA[<div class="bottle-left">
<img id="item47-1" src="http://www.kokuryu.co.jp/share/imgs/bottle_deai1-150.jpg" alt="" />
</div>
<div class="spec-right">
<p class="title deai"><img src="http://www.kokuryu.co.jp/share/imgs/title_deai1.png" alt="黒龍 吟のとびら"></p>
<p class="description">まだ吟醸酒の美味しさをご存知でない方に、新しい世界のとびらを開けてくれることを願った飲み切りサイズ。フルーティでライトな口当たりが特徴です。</p>
<ul>
<li><a href="#item47-1"><span class="bottle150">150mL 400円</span></a></li>
</ul>
</div>


<ul class="notes">
<li>表示価格には消費税が含まれます。</li>
<li>地域により、店頭価格に送料が加わる場合があります。</li>
<li>通信販売は行っておりません。</li>
</ul>
]]>

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<title>出会いの酒 商品コンセプト</title>
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<modified>2008-09-01T00:16:48Z</modified>
<issued>2008-09-01T00:13:52Z</issued>
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<created>2008-09-01T00:13:52Z</created>
<summary type="text/plain"> 「オヤジっぽい」「二日酔いになる」「古くさい」。これまで清酒にたいして抱かれていたイメージは、決して良いとは言えなかったかもしれません。そんなこともあってか、清酒の消費量は昭和40年代後半をピークに右肩下がりとなっており、若者の清酒離れが叫ばれて久しくなっています。 そんな一方で、「清酒」は今、国際的な広がりをみせており、世界の主要都市では和食と共に高い評価を受け始めています。いまやニューヨーク...</summary>
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<dc:subject>出会いの酒</dc:subject>
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<![CDATA[<div id="deai-details">
<p><img src="/share/imgs/deai_image1.jpg" alt="" class="photo-right"/>「オヤジっぽい」「二日酔いになる」「古くさい」。これまで清酒にたいして抱かれていたイメージは、決して良いとは言えなかったかもしれません。そんなこともあってか、清酒の消費量は昭和40年代後半をピークに右肩下がりとなっており、若者の清酒離れが叫ばれて久しくなっています。</p>
<p>そんな一方で、「清酒」は今、国際的な広がりをみせており、世界の主要都市では和食と共に高い評価を受け始めています。いまやニューヨークのエグゼクティブが、割烹料理や寿司に合わせて清酒銘柄を選び、ワインのように料理との相性をあれこれ談議する時代です。こんな清酒の姿をもっと多くの方に知ってもらいたい、また、世界で認められる我が国のアルコール飲料を多くの方にご提案したいと強く思っています。</p>
<p>しかしながら、最近の飲食シーン、特に若者がアルコール飲料を飲んでいる姿を思い描くと、ビール、カクテル、酎ハイの影に隠れて清酒の存在感は薄く、全く出番がない場合もあるようです。「一口飲んでもらえればきっと分かってもらえる」、そんな自信を胸に抱きながらも、清酒と出会うチャンスが日々少なくなってきているのが事実です。</p>
<p><img src="/share/imgs/deai_image2.jpg" alt="" class="photo-left"/>「黒龍　吟のとびら」は、まだ吟醸酒の美味しさをご存じでない方に吟醸酒の良さを知って頂きたい、そしてこのお酒をきっかけに清酒の世界の扉を開いて頂きたいという思いが込められたお酒です。フルーティーな香りとライトな口当たりが特長で、非常に飲み易く、清酒が苦手な方の古い思いを新しい驚きと共に消し去り、目の前の扉の向こう側へと導いてくれます。多くの日本人が国際的に認められる清酒に出会い、誇りに思い、我が国の文化として過去から未来へ受け継いでいく、そんな大きな流れの源の一つになって欲しい、黒龍酒造の大きな夢をのせて新しいコンセプト酒「吟のとびら」は誕生しました。</p>
</div>]]>

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<title>黒龍 つるかめ</title>
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<modified>2008-09-01T00:07:37Z</modified>
<issued>2008-09-01T00:05:48Z</issued>
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<created>2008-09-01T00:05:48Z</created>
<summary type="text/plain"> 大吟醸酒高精米のものをアンティーク瓶に詰め「つるかめ」と命名しました。このセットはさまざまなお祝い品としてご好評をいただいております。 720mL(×2) 10,500円化粧箱 ...</summary>
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<dc:subject>祝の酒</dc:subject>
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<![CDATA[<div class="bottle-left bottle-tsurukame">
<img id="item44-1" src="http://www.kokuryu.co.jp/share/imgs/bottle_iwai1.jpg" alt="" /><img id="item44-2" src="http://www.kokuryu.co.jp/share/imgs/bottle_iwai1-hako.jpg" alt="" />
</div>
<div class="spec-right spec-tsurukame">
<p class="title tsurukame"><img src="http://www.kokuryu.co.jp/share/imgs/title_iwai1.png" alt="黒龍 つるかめ"></p>
<p class="description">大吟醸酒高精米のものをアンティーク瓶に詰め「つるかめ」と命名しました。このセットはさまざまなお祝い品としてご好評をいただいております。</p>
<ul>
<li><a href="#item44-1"><span class="bottle720-4">720mL(×2) 10,500円</span></a></li><li><a href="#item44-2"><span class="hako">化粧箱</span></a></li>
</ul>
</div>]]>

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<title>黒龍 祝樽</title>
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<modified>2008-09-01T00:08:50Z</modified>
<issued>2008-09-01T00:03:32Z</issued>
<id>tag:www.kokuryu.co.jp,2008://1.45</id>
<created>2008-09-01T00:03:32Z</created>
<summary type="text/plain"> かつてお祝いの際には、祝樽を持参する風習がありました。芽出たさを伝える角樽に本醸造酒を樽詰いたしました。 ＊写真の樽飾り（特製水引）は別売となります。 1,800mL 5,513円 ...</summary>
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<email>info@kokuryu.co.jp</email>
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<dc:subject>祝の酒</dc:subject>
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<![CDATA[<div class="bottle-right bottle-taru">
<img id="item45-1" src="http://www.kokuryu.co.jp/share/imgs/bottle_iwai2.jpg" alt="" />
</div>
<div class="spec-left spec-taru">
<p class="title"><img src="http://www.kokuryu.co.jp/share/imgs/title_iwai2.png" alt="黒龍 祝樽"></p>
<p class="description">かつてお祝いの際には、祝樽を持参する風習がありました。芽出たさを伝える角樽に本醸造酒を樽詰いたしました。</p>
<p class="time">＊写真の樽飾り（特製水引）は別売となります。</p>
<ul>
<li><a href="#item45-1"><span class="taru">1,800mL 5,513円</span></a></li>
</ul>
</div>]]>

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<title>沈黙の貯蔵。最後の鍛錬に育て上げられた旨み。</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kokuryu.co.jp/archives/2008/05/post_36.html" />
<modified>2008-05-08T01:59:25Z</modified>
<issued>2008-05-08T01:12:26Z</issued>
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<created>2008-05-08T01:12:26Z</created>
<summary type="text/plain">酒の味を左右する要因として良く知られるのが、「米」「水」「酵母」「麹」などではないだろうか。もちろん、どれも酒を搾るまでの醸造に深く関係する工程である。では、酒の味は醪を搾るまでの状態でほとんど決まってしまうかというと、そうとも限らないのだ。搾った後、最も酒質に影響を与える要因に「熟成」がある。原酒をどのような温度でどれくらいの期間熟成させるかという判断で、搾りたての原酒は良くも悪くも変貌を遂げる...</summary>
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<email>info@kokuryu.co.jp</email>
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<dc:subject>ブランドストーリー</dc:subject>
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<![CDATA[<p>酒の味を左右する要因として良く知られるのが、「米」「水」「酵母」「麹」などではないだろうか。もちろん、どれも酒を搾るまでの醸造に深く関係する工程である。では、酒の味は醪を搾るまでの状態でほとんど決まってしまうかというと、そうとも限らないのだ。搾った後、最も酒質に影響を与える要因に「熟成」がある。原酒をどのような温度でどれくらいの期間熟成させるかという判断で、搾りたての原酒は良くも悪くも変貌を遂げる。</p>

<p>そもそも黒龍酒造が酒蔵としての方向性を吟醸蔵へと深めていく転機となった商品「黒龍　大吟醸　龍」は、現会長の水野正人が渡仏した際、ワインの熟成を清酒に応用できないかと試行錯誤した結果生まれた長期熟成の大吟醸酒であった。<br />
福井の海の味覚は、越前蟹に代表される素材そのものの味を生かしたものが多い。「黒龍　大吟醸　龍」は福井の地酒として、そんな素材の美味しさをさらに引き出せるような酒質を目指していた。まずは料理の邪魔をしない繊細な味わい。それでいて程よい旨みがあり、味わいのバランスがしっかりとれた食中酒を考えた。そして原酒の段階ではやや控えめに味を整え、貯蔵の段階で低温にてしっかりと熟成することで、品の良い旨みや柔らかな舌触りを表現することに行きついた。</p>

<p><img alt="brandstory_photo10.jpg" src="http://www.kokuryu.co.jp/archives/brandstory_photo10.jpg" width="300" height="200" class="photo-right" /></p>

<p>さらに、理想的な熟成を実現する為、2005年に建設された「兼定島酒造りの里」では弊蔵の貯蔵、瓶詰、出荷業務が行われている。昭和50年代に「大吟醸　龍」で培われたノウハウは弊社製品の熟成管理に十分に生かされ、様々な原酒が適温にて貯蔵されている。<br />
例えば、「黒龍 石田屋」。精米歩合35％の兵庫県加東郡東条地区産の特Aランク山田錦を丁寧に低温で醸した純米大吟醸酒である。黒龍銘柄のフラッグシップ商品だが、こちらは氷温にて2〜3年の間、原酒を貯蔵している。新酒時の荒々しい香味や味わいは時と共に丸みを帯び、瓶詰めする頃には落着いた香りときめ細やかな口当たりが特徴の、上品な長期熟成純米大吟醸酒へと生まれ変わる。</p>

<p>「兼定島酒造りの里」には、700平方メートルの原酒冷蔵貯蔵庫、135平方メートルの冷蔵調合室、225平方メートルの製品低温貯蔵庫を合わせ、合計1,000平方メートルを越える冷蔵設備を完備している。それに加え、氷温のプレハブ冷蔵庫が2基と屋外サーマルタンクが16基、また本社にも氷温コンテナを2基設置し、徹底した温度管理の下、安定した酒質の商品をお客様にお届けできるよう商品管理を行っている。</p>

<p>自然の産物である米と水、それを蔵人が手塩に掛け良質な原酒へと生まれ変わらせる。そして恵まれた貯蔵環境の下、時の流れという目には見えない力を得て原酒は更に味わいを深めていく。自然から人へ、そして時の流れを経て生まれる清酒は、自然界、人間界をはじめ様々な世界の恩恵を受けて生み出される誠に贅沢な飲み物なのである。</p>]]>

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